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ゲームセンター『タイトーステーション』は、株式会社タイトーが全国130店舗以上展開するアミューズメント施設。街のゲームセンターです。

タイトーは、『インベーダーゲーム』など名作を生み出したゲーム開発企業で、ソーシャルゲームコンテンツの開発やクレーンゲームをはじめとしたキャラクターアイテムの開発を行いながら、アミューズメント施設の運営を行っています。

今回お話しくださったのは、株式会社タイトー プロモーションチームの安藤直史さま。店舗スタッフにヒアリングして集客見込みを精査し、社内上層部と協議を重ねLINE@導入を決めた立役者です。

新しい宣伝ツールを入れることにしたいきさつと、2,000円分のクーポン利用率が70%を超えるにもかかわらず、 より投資効果をあげる魔法のようなテクニックを伺いました。

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初回クーポンは魅力的な「2000円分」ゲームプレイ権



――渋谷店では1か月で1000人以上の友だちが集まったとのことですが、友だちを集めるコツはなんでしょうか?


安藤直史さま(以下、安藤):
この取得スピードは、WEBマーケティングとしてとても優秀ですね。
LINE@のいいところは、母体のLINEがインフラ化しているので、スマホを持っているなら登録がとても早いことです。関係者へは「LINEユーザーなら7秒で登録完了」と説明しています。実際には5秒くらいだと思いますが、その手軽さが優秀ですね。

渋谷店の立地は大通りの交差点角にあり、同ビル内にマクドナルドさんやビックカメラさんが入っています。そちらのお客さまが階段や店舗前を通過するとき、看板をみて登録してくださるんでしょうね。


――貴店にはどのようなお客さまが多くいらっしゃるのでしょうか?


安藤:
渋谷店でいうと日中はフリーターが多く、夕方は学生。休日はカップルや家族連れがメインです。

友だち増加数を時間別でみると夕方4時すぎに一気に増えるのでやはり学生さんが多いです。スタッフからの報告で、学生グループのうち1人がみつけると、友だちにも教えてみんなで登録し、遊んでいくとのことでした。
学生さんは級友と一緒に出歩くことが多いでしょうし、翌日学校で「昨日ゲームセンターのクーポンを見つけた」と言って別の方を後日連れて来てくれる可能性もあります。

遊びに来たらクーポンを配っていたので、手軽に友だち登録して受け取り即利用する。導線に繋がっているんでしょう。立地条件もあわせて、新規客が取れているという印象が強いです。


――友だち登録されたお客さまが、最初に受け取られるクーポンを教えてください。


安藤:
1000円分のメダルと1000円分のクレーンゲームプレイ権です。クレーンゲームは1回100円としているので、10回分ですね。
2000円分になります。あとは、雨の日やイベントごとにあわせて都度プレイクーポンを配信しています。

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――初回で2000円分もサービスして、大丈夫なんですか?


安藤:
そこは、大丈夫です。計算してやっているので(笑)
これがきっかけで新規のお客さまが入ってきてくれますから、初期投資ですね。

メダルクーポンについては提示していただければ、その場で1000円分のメダルをお渡しします。使ってもらうのが来店の動機になりますし、プレイするたびメダルが増えていきますので1日ではメダルを使いきれず、再来店につながります。メダルゲームに飽きたら、ほかの課金系ゲームをお楽しみいただけます。
クレーンゲームプレイ権は10回分プレゼントしています。プレイ回数をカウントするために10マスあるスタンプカードと交換して、プレイするたびスタンプを埋めていきます。一度の来店で使えるのは3プレイまでとしています。




――分割して使う回数分、再来店されるわけですね。


安藤:
10回分を全部使い切ろうとおもったら3回・3回・3回・1回等割り振って、4日間は通う必要があります。
クーポンを利用して遊んでいただき、「もうちょっとで取れそうなのに!」という方がさらに遊んでくれればいいのです。







クーポン利用率70%…「登録・利用・遊ぶ」の成功導線




――メッセージやクーポンの手ごたえはいかがでしょうか?


安藤:
開封率からのクーポン利用率が非常によいです。受け取った方全員が両方使うわけではありませんのでメダルとクレーンで差がありますが、クレーンゲームは約70%に上ります。遊ぶために当店に来て、入り口にクーポンの告知がある。友だち登録すれば2000円分もらえて、たっぷり遊べる。もっと遊びたければ追加で遊ぶなり再来店すれば良い。

店舗スタッフと一緒に考えて、このやり方でいこうということになりました。
これは成功メソッドじゃないかと思います。

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――店舗スタッフさまとの連携を重視していらっしゃるんですね。


安藤:
正直、今現在の店舗の様子というのは現場スタッフが一番くわしい。その地域で雨が降ってきたらすぐ、雨の日クーポンを出せますからね。試運転の間は私がやりましたが、今は店舗にまかせています。

スタッフからの反応が大変良いです。在職者は20代中心で、普段からLINEを使っている者が多いです。
そのため、社内審査を通過して、いざ「LINE@をやる」と通達したとき「LINEって何ですか?」という質問は一切出ず、「ぜひ配信したい」と快諾でした。「どういうふうにやるんですか?」という前向きな質問が返って来ましたので、LINEの認知度の高さを感じていました。


――『タイトー』というブランドで全店舗共通の公式アカウントを運営されることもできたと思うのですが、あえてLINE@を選ばれたのはなぜなのでしょうか?


安藤:
公式アカウントを1つ作って全店舗をカバーするより、LINE@で1店舗1アカウントの運用に魅力を感じました。新機種導入やイベント告知など店舗ごとのニュースがお店ごとに異なるんですよ。そこで1つのアカウントで情報配信するとメッセージが頻繁になりすぎます。お客様の層も違いますので、1店1アカウントが効率的で現実的でした。
月額5250円は入りやすい値段ですし、審査も通しやすかったですね。

はじめに全店導入もできなくはなかったんですが、まずテスト店舗1つで開設し、サンプルをとることにしました。結果が出ていますし社内でも好評なので、じわじわとアカウントを増設できるように準備を進めています。


――今後の運用方針についてお聞かせください。


安藤:
新規顧客獲得と再来店のきっかけをつくっていきたいので、他のSNSと併用していきたいと思っています。LINEは若い方を中心に多くの方がやっていますから、そこに届くツールとして重宝していますよ。配信内容は、クーポンとイベントの告知をメインにしていきたいですね。


――ありがとうございました!

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